抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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深層崩壊の予測のため,航空レーザー測量データを用いて岩盤クリープ斜面の抽出手法を検討した。まず2~100mの7種のウィンドウサイズで固有値比を算出した。各固有値比を2mウィンドウサイズで除した値のヒストグラムを岩盤クリープ斜面と非岩盤クリープ斜面について作成したところ,20mと30mサイズで頻度分布の大きな相違がみられた。30m/2m固有値比(変化率)では0.7より大きい場合で岩盤クリープ斜面の特徴の含有率が高く,0.9以上ではさらに高くなると考えられる。この手法により,浅い谷や遷急線・遷緩線といった岩盤クリープ斜面に特徴的な地形を抽出することが可能である。しかし,変化率が0.7以上には狭く深い谷ややせ尾根も抽出されることから,これらを除外する方法の検討が必要である(広域・他地域における検証など)。