抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道南部に発生する,トマトのつやなし果の形態的特徴とその判別法を明らかにした.暗所において,つやなし果の外果皮に単一光を照射すると乱反射した.果実の果皮断面を顕微鏡観察すると,外果皮表面は正常果では平滑であったのに対し,つやなし果では凹凸状であった.外果皮表面をSUMP法で観察すると,正常果は多角形の細胞が配列されていたのに対し,つやなし果ではそれに加えて亀裂が認められた.この亀裂が外果皮の凹凸を形成し,照射される光を乱反射させ,つや(光沢)をなくすとともに,ざらつきの原因になると考えられた.つやなし果は,正常果に比べて収穫後の果実水分の損失が多く日持ち性が劣った.(著者抄録)