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J-GLOBAL ID：201302258765071447   整理番号：13A1725881

ホウ素欠乏すると,Arabidopsis thaliana(L.)Heynh.の成長中の根は即座に細胞死を起こす

Boron deprivation immediately causes cell death in growing roots of Arabidopsis thaliana (L.) Heynh.

著者 (4件)： OIWA Yuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KITAYAMA Kahori (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOBAYASHI Masaru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MATOH Toru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Soil Science and Plant Nutrition  (Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 59  号： 4  ページ： 621-627  発行年： 2013年08月 
JST資料番号： W1879A  ISSN： 0038-0768  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Arabidopsis thaliana(L.)Heynh.(At)変異体による分子遺伝解析はホウ素(B)欠乏に対する迅速な応答を分析するのに有用である。変異体と野生型植物の間の応答比較により,B欠乏ストレス信号伝達またはストレス状態のコピーでの外部ホウ素濃度検知に関与する分子種を特定することが可能になる。このような解析を容易にするためには先ず,B欠乏に対するAtの応答を理解する必要がある。この検討では,B欠乏に対するAtの根での初期応答を検討した。それらにより次のような主要な結果が得られた。1)Atの根はB欠乏に対して即座の応答する。2)その過程にはペクチンが関与している。3)この迅速応答はB欠乏に対する植物応答でのマーカーとして利用できる。4)観測される応答は細胞壁構造の損傷である。5)その応答には活性酸素種(ROS)蓄積と根の伸長帯内の迅速な細胞死が関与し,それらは成長細胞中で正しいペクチンゲル構造が形成されないことにより開始される可能性がある。6)植物の細胞壁は原形質膜と細胞骨格との連続体の一部として存在し,これらの部分が機能的に相互作用する機構が存在する筈だと考えられるるが,現在その機構は殆どが未知である。

シソーラス用語： *養分欠乏症 ,  Arabidopsis thaliana ,  解析 ,  *根 ,  *細胞死 ,  突然変異体 ,  野生型 ,  応答 ,  比較試験 ,  ストレス ,  細胞情報伝達 ,  ペクチン ,  標識 ,  細胞壁 ,  活性酸素 ,  細胞膜 ,  細胞骨格 ,  遺伝子発現
準シソーラス用語： *ホウ素欠乏 ,  マーカ ,  遺伝解析 ,  原形質膜 ,  変異体

分類 (3件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  土壌の肥沃性  (FB04060Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： ホウ素欠乏 ,  Arabidopsis ,  成長 ,  根 ,  細胞死