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J-GLOBAL ID：201302258963425645   整理番号：13A0619409

アルミニウムおよびアルミニウム合金の諸性質 12 Al-Li系合金

著者 (1件)： 松澤和夫 (東京都産業技高専)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 62  号： 4  ページ： 185-197  発行年： 2012年04月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Al-Li系合金の時効析出過程,機械的性質と靱性改善対策などについて解説した。Al-Li,Al-Li-Zr,Al-Cu-Li系合金等の代表的な化学組成と平衡状態図を示し,形成される析出相を表にまとめた。AlにLiを添加した合金の比弾性率は,他の元素を加えた合金に比較して非常に高い値を示す。Al-Li系合金ではL1₂型規則構造を持つδ′相が形成され,この規則相中の超転位による強度の異常温度依存性(逆温度依存性)について説明した。靱性改善法として,局部的優先変形の阻止,粒界への応力集中の阻止,粒界脆化阻止などを示した。またAl-Li系合金の超塑性,応力腐食割れ,疲労特性等を概説し,実用合金開発への取り組みを紹介した。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  リチウム含有合金 ,  ジルコニウム添加合金 ,  銅添加合金 ,  *析出硬化 ,  靱性 ,  *機械的性質 ,  化学組成 ,  状態図 ,  弾性係数 ,  合金元素 ,  L12型金属間化合物 ,  規則相 ,  超転位 ,  温度依存性 ,  結晶粒界 ,  応力腐食割れ

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (88件)：

• SANDERS, T. H. Jr. ed. Aluminum-Lithium Alloys. 1981, I
• SANDERS, T. H. Jr. ed. Aluminum-Lithium Alloys. 1984, II
• BAKER, C. ed. Aluminum-Lithium Alloys. 1986, III
• CHAMPIER, G. ed. 4th International Aluminum-Lithium Conference, Journal de Physique, 1987. 1987
• SANDERS, T. H. Jr. ed. Proceedings of the 5th International Aluminum-Lithium Conference, 1989. 1989

タイトルに関連する用語 (6件)： アルミニウム ,  アルミニウム合金 ,  性質 ,  Al ,  Li ,  合金