文献

J-GLOBAL ID：201302259624248323   整理番号：13A1516351

金属の特許こぼれ話(第5回)ホールとアルコア

著者 (1件)： 鈴木雄一 (産学国際特許事務所)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 83  号： 10  ページ： 901-908  発行年： 2013年10月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウムの電解製錬は,米国のホールとフランスのエルーによって同じ年に独立に考案された。2人がお互いの発明を知ったのは米国特許を申請した後の審査のときであった。ホールは,22歳でアルミニウムの電解法を発明し,事業化を進めようとするうちに青年実業家キャプテン・ハントを紹介され,アルコアの前身であるピッツバーグ・リダクション・カンパニーを設立した。利用分野を広げるために価格を下げるのが先決という経営方針が効を奏して事業が発展し,1907年に社名をアルミナム・カンパニー・オブ・アメリカとした。頭文字を取ってアルコアと呼ばれた会社は,世界最大のアルミニウム製造会社に成長した。ホールの人物像,会社の状況,長くつづいた特許係争などについて述べた。

シソーラス用語： *アルミニウム製錬 ,  *電解採取 ,  *技術史 ,  *特許 ,  産業財産権 ,  企業経営 ,  ボーキサイト ,  アルミナ ,  発明者 ,  特許侵害訴訟
準シソーラス用語： 電解製錬 ,  工業所有権 ,  事業化

分類 (2件)： 工業所有権  (WA01070C) ,  金属工学一般  (WA01010O)

タイトルに関連する用語 (3件)： 特許 ,  ホール ,  コア