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J-GLOBAL ID：201302259661467698   整理番号：13A0875459

樹木群集動態に対する環境フィルタリングの形質介在性効果

Trait-mediated effects of environmental filtering on tree community dynamics

著者 (5件)： LASKY Jesse R. (Univ. Texas at Austin, Texas, USA) ,  SUN I-Fang (National Dong Hwa Univ., Hualien, TWN) ,  SU Sheng-Hsin (Taiwan Forestry Res. Inst., Taipei, TWN) ,  CHEN Zueng-Sang (National Taiwan Univ., Taipei, TWN) ,  KEITT Timothy H. (Univ. Texas at Austin, Texas, USA)
資料名： Journal of Ecology  (Journal of Ecology)
巻： 101  号： 3  ページ： 722-733  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： C0576A  ISSN： 0022-0477  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自然選択研究から発想を得た新たな階層ベイズモデルを開発し,群集に対する環境フィルタリングの影響を数量化した。最初に,環境フィルタリングを推定するために個々の樹木動態について研究し,交絡因子として分散を排除した。次に,群集個体群統計学変動をモデル化して形質値の関数として変化させた。最終的に,過去の動態の形質に基づく研究は一握りの豊富な種に限られてきたが,本研究に用いた25haの亜熱帯多雨林プロットのほぼ全種をモデル化した。環境フィルターの強度と空間可変性は負の関係に束縛されることを示唆した。形質フィルタリングに関連した環境勾配は,成長対生存率を考慮した場合しばしば異なっていた。最大樹高変動軸に沿ったフィルタリングは成長に対して最も強く,最適樹高は尾根突出部と有効Nに負に相関していた。森林密度フィルタリングは,生存に対して最も強い効果を示した。急傾斜地と高い有効Pは低密度木質材種の生存を支持した。新規なアプローチを用いて多数の樹林を調査し,その効果が種間形質変動により媒介される環境フィルターを特徴付けた。

シソーラス用語： *樹木 ,  統計学 ,  フィルタリング ,  生息環境 ,  *森林 ,  分析 ,  樹高 ,  亜熱帯 ,  *ポピュレーションダイナミックス ,  *自然淘汰 ,  *集合 ,  景観 ,  傾斜地 ,  *植物群落
準シソーラス用語： *亜熱帯多雨林 ,  遺伝形質 ,  *階層Bayesモデル ,  環境勾配 ,  急傾斜地 ,  *群集集合

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  森林植物学  (FF02020E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 樹木 ,  群集動態 ,  環境 ,  フィルタリング ,  形質