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J-GLOBAL ID:201302259713331420   整理番号:13A1407952

転移性黒色腫細胞における熱ショック応答遺伝子発現の拮抗剤としてのレドックス染料メチレンブルーの表現型識別

Phenotypic Identification of the Redox Dye Methylene Blue as an Antagonist of Heat Shock Response Gene Expression in Metastatic Melanoma Cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 4185-4202 (WEB ONLY)  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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認可され放棄された非腫瘍学的薬物の再利用は,最近かなりの注目を引きつけてきた抗癌治療法の識別のための代替開発戦略である。蛋白質恒常性の維持およびアポトーシスの抑制を介した,細胞保護における細胞熱ショック応答の基本的役割に起因して,小分子熱ショック応答拮抗剤を,癌細胞の細胞毒性の目標誘発に利用することができる。3,7-ジアミノ-フェノチアゾリウム誘導体群の遺伝子発現配列解析および表現型スクリーン調査に基づき,著者らは,メトヘモグロビン血症の潅流治療に臨床的に用いられるレドックス薬物メチレンブルー(MB)を,ヒト転移性黒色腫細胞における熱ショック応答遺伝子発現の陰性修飾物質と識別した。MB治療は熱ショック応答遺伝子発現の熱(43°C)および薬理学的(セラストロール,ゲルダナマイシン)誘発を妨げ,mRNAおよび蛋白質レベルで,Hsp70(HSPA1A)およびHsp27(HSPB1)アップレギュレーションを抑制した。MBはゲルダナマイシン化学療法におけるHsp70発現ベース癌細胞耐性の対抗調整アップレギュレーションを誘発するHsp90拮抗剤である,ゲルダナマイシンのアポトーシス活性に対して黒色腫細胞を感作させた。同様に,MB共治療は他の化学療法剤(エトポシド,ドキソルビシン)に対して,黒色腫細胞を感作させた。これらのデータは,癌細胞化学感作のための治療的熱ショック応答拮抗剤としての非腫瘍学的レドックス薬物MBの再利用の実現可能性を示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (4件):
物質索引
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