文献

J-GLOBAL ID：201302260201327454   整理番号：13A0619457

難成形樹脂の成形克服のための要点 第1回 各種成形不良の主要因

著者 (1件)： 高野菊雄 (高野技術士事務所)
資料名： 型技術  (Die and Mould Technology)
巻： 28  号： 4  ページ： 092-097  発行年： 2013年04月01日 
JST資料番号： X0147A  ISSN： 0912-5582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 難成形樹脂としては,溶融粘度が高く熱溶融成形が難しいものと試作や試作から量産移行の過程での不良発生で,手直し回数が多く,手離れがよくないものの2つのグループがある。前者では,共重合やアロイ化による改質で熱溶融成形を可能にしているものがある。超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)は,専用射出成形機が成形品の開発に寄与している。また,微細なUHMWPEパウダーと他材質との複合化グレードは,汎用射出成形機による成形を可能としている。成形不良の寄与率が大きいと考えられる主要因は,樹脂成形性では,流動特性,収縮特性,熱安定性,凝固速度,金型を腐食させる樹脂,離型抵抗が,形状設計では,不均一厚みで非対称な形状,ウェルドラインの発生,シャープコーナーが,金型設計では,スプルー・ランナー・キャビティ内のエアーや樹脂からの揮発物のベント,多数個取りキャビティの充填,金型温調,ウェルドライン,成形収縮率が,成形機性能では,成形条件のばらつき,スクリュー構造,キャビティ充填速度が,周辺機器では,ペレットの予備乾燥機,定量混合機である。

シソーラス用語： *プラスチック ,  *プラスチック成形 ,  *成形性 ,  不良率 ,  超高分子量ポリエチレン ,  *射出成形機 ,  粘度 ,  共重合体 ,  ポリマアロイ ,  設計 ,  金型 ,  ウェルドマーク ,  空洞 ,  脱ガス ,  液体充填 ,  加工条件
準シソーラス用語： ガス抜 ,  プラスチック成形用金型 ,  金型設計 ,  形状設計 ,  *成形不良 ,  *難成形樹脂 ,  溶融粘度

分類 (1件)： 射出成形  (YH04050Y)

タイトルに関連する用語 (2件)： 成形樹脂 ,  成形不良