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J-GLOBAL ID：201302260319612960   整理番号：13A1190615

STS410鋼の磁化特性を利用した疲労評価

Fatigue Estimation of STS410 using Magnetic Properties

著者 (3件)： 渡邊誠 (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  安部正高 (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  松本英治 (京大 大学院エネルギー科学研究科)
資料名： 日本AEM学会誌  (Journal of the Japan Society of Applied Electromagnetics and Mechanics)
巻： 21  号： 2  ページ： 248-253  発行年： 2013年06月10日 
JST資料番号： L2703A  ISSN： 0919-4452  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 強磁性体には磁気弾性結合とよぶ相互作用や,磁気特性が塑性変形に依存することなどが知られ,これらを利用した種々の非破壊検査がある。磁気ヒステリシス曲線を,中立磁化曲線とヒステリシスギャップ曲線に分解してそれぞれのべき級数展開の係数をパラメータとして弾性および塑性変形の評価を行う,磁気ヒステリシス曲線の新しい解析手法を提案した。STS410鋼を実験対象として提案手法を適用して疲労の磁気的な検出および評価を試みた。結果は,多くのパラメータが疲労度60%以下では変化の傾向が認められず,60~70%の間で急激な変化を表した。実際に疲労度50%程度で目視による疲労の確認ができたことから,ある程度以上疲労が進行した場合には提案手法の適用が可能と考えられる。

シソーラス用語： *磁化特性 ,  結合 ,  磁気ヒステリシス ,  *鋼 ,  *疲れ ,  塑性変形 ,  弾性変形 ,  非破壊検査
準シソーラス用語： *STS410鋼 ,  *金属疲労 ,  磁気弾性結合

分類 (1件)： 磁気的性質  (WB02020J)

引用文献 (13件)：

• BOZORTH, R. M. Ferromagnetism. 1951
• JOULE, J. P. On the effects of magnetism upon the dimensions of iron and steel bars. Philos. Mag. 1847, 30, 76-87
• BILLARI, E. Change of magnetization by tension and by electric current. Ann. Phy. 1865, 126, 87-122
• 山崎友裕. 磁歪特性を利用した軟鋼の非破壊残留応力測定. 日本機会学会論文集A. 1997, 63, 1489-1494
• 関口謙一郎. 外部磁束密度計測による強磁性鋼の応力-透磁率関係の定量評価. 日本機械学会論文集A. 1994, 60, 1617-1623

タイトルに関連する用語 (3件)： 磁化特性 ,  疲労 ,  評価