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J-GLOBAL ID:201302260388541080   整理番号:13A1386500

定量的なX線吸収及び発光分光法:Cu2SおよびCuSの電子構造の解明

Quantitative X-ray absorption and emission spectroscopies: electronic structure elucidation of Cu2S and CuS
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資料名:
巻:号: 13  ページ: 2448-2454  発行年: 2013年04月07日 
JST資料番号: W2383A  ISSN: 2050-7526  CODEN: JMCCCX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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硫化銅は太陽電池,非線形光学,リチウムイオン電池,ガスセンサなど,いろいろな技術分野で経済的に重要な鉱石である。Cu2SとCuSは,電子構造と実用上重要な物理的性質との関係を理解することを目的に,これまで精力的かつ精密に調べられてきた。本論では,この2つの複雑な系の電子構造を理解するため,定量的分子軌道(MO)法を用いて,X線吸収及び発光分光データを解析した。その結果,Cu2Sはかなりの量のCu2+サイトを有し,従ってCu0中心を有することがわかった。低価数のCuの存在は,特に高温でのCu2Sの電気伝導度と相関している。CuSは,四面体のCu2+と三方晶の1+サイトを有し,Cu中心に高電荷と低電荷を交互に有する結晶面を有する。この交互の電荷密度は,光ルミネセンス特性に必要な内部エネルギー遷移に寄与している可能性を指摘した。本論で示した精密な電子構造解は,複雑で議論の多い問題を解決するだけでなく,X線分光法に対して定量的MO法の威力を証明した。
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分類 (2件):
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X線スペクトル一般  ,  半導体結晶の電子構造 
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