抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フードサービス業務での食品廃棄物低減の対策としてトレー無し食堂が考えられる。この2010研究ではトレー有りvsトレー無しシステムが食品廃棄物と従業員の態度に与える影響を比較した。トレー無しへの移行が廃棄物を低減するという仮説を検証するために液体および固形廃棄物を従来のトレー方式で1週間測定した後,新しいトレー無しシステムでも測定した。測定は1日に約1000食を提供するビュッフェ形式の大学学生食堂で行った。食堂スタッフの業務への影響を調べるためにスタッフのフォーカスグループへの参加を要請した。調査員は2システムでの1人当たりの廃棄物量を計算し,独立サンプルt検定で有意差を調べた。フォーカスグループのコメントをテーマごとに分析した。トレー無しシステムへの移行により1人当たりの固形廃棄物量(0.81oz;P=0.001)は有意に減少した(1人当たり4.39±0.24oz vs 3.58±0.08oz)。液体廃棄物の減少は有意ではなかった(49.77±2.62mL vs 46.36±4.51mL;P=0.18)。ほとんどの従業員は廃棄物が減少するという点ではトレー無しシステムを歓迎したが,システム変更により食器の破損やテーブルを拭く作業が増加することを懸念した。本研究はトレー無し食堂が食品廃棄物を減らし,従業員も変更を支持することを示した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.