抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地域経済構造分析ツールの開発では,地域産業や地域経済の現状について分析手法の提供を行うとともに,競争力の源泉となりうる人材の集積とそれを取り巻く各種サービスの現状についても分析手法の提供を併せて行うことで,産業競争力強化に向けた戦略的な観点からの地域診断を行う際の検討資料を提供することを目的としている。平成24年度においては,主に地域を支える人材に着目してモデルを構築して分析を行った。本モデルでは,人の一生,つまりライフサイクルについて,5つの視点および段階から分析している。それは「少子化支援」「学習支援」「雇用状況」「生活支援」「高齢者福祉支援」である。対象地域として埼玉県和光市を事例に分析を行い,全国の市区町村との比較も行った。その結果,和光市は,全国と比較して20代30代を中心とした若い街であり,人口が増加するなど全体として堅調であることがわかったが,今後とも持続的発展を続けていくには,以下の課題を抱えていることがわかった。それは,1)子供に対する十分な支援,2)子育てを行うための良好な環境づくり,3)域内産業の創出・育成,である。