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J-GLOBAL ID:201302261031770893   整理番号:13A1819407

チェリャビンスク上空の500キロトンの空中爆発と小さな衝突天体の高まる危険

A 500-kiloton airburst over Chelyabinsk and an enhanced hazard from small impactors
著者 (35件):
資料名:
巻: 503  号: 7475  ページ: 238-241  発行年: 2013年11月14日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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現在,直径1kmを超える大きな地球近傍小惑星は,大部分が知られているが,空中爆発(つまり,大気中で隕石が核兵器並みの爆発を起こして生じる火球)が今まで考えられてきた以上に大きな被害を起こす可能性が認識されてきたため,残存衝突リスク(未知の天体からの衝突リスク)となる部分は,もっと小さな天体の方にまで増加している。大気がエネルギーを十分に吸収して地上衝突を防ぐことのできる衝突天体のしきい値サイズより大きくなると,被害の大半は空中爆発の衝撃波よって生じると考えられている。しかし,このことは観測不足のためはっきりとしていない。本論文では,2013年2月15日にロシアのチェリャビンスク南東で起きた直径約19m(17~20m)の小惑星の空中爆発による被害を分析し,爆発の威力は,トリニトロトルエン(TNTと略され,1キロトンのTNTは4.185×1012ジュールに相当する)の約500(±100)キロトン分に相当すると見積もられることを報告する。我々は,空中爆発の威力を推定するのに広く使われている方法が観測結果を再現せず,ほとんどの場合でこの方法と一緒に使われている核兵器の威力から導出された数学的な関係式は,爆風の威力を過大評価していることを示す。これは,衝撃天体のしきい値サイズ近傍での過去の被害推定が大き過ぎることを意味している。我々は,チェリャビンスクを含む1キロトン以上の空中爆発に関する全球調査を行い,直径数十メートルの衝撃天体の数は他の方法に基づく推定値よりも1桁多い可能性があることを発見した。このことは,直径10~50mの地球近傍小惑星分布が非平衡(もし天体同士が衝突について長期間の定常状態にあるならば,サイズ頻度の分布は単一のべき乗法則に従うか,他の調査にサイズ依存の偏りが入っているはずである)であることを示し,残存衝撃リスクのさらなる部分がこうしたサイズにまでずれることになる。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (1件):
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流星,すい星,いん石 
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