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J-GLOBAL ID：201302261037946950   整理番号：13A0473320

二酸化炭素と水の分子シミュレーション:カチオン溶媒和

Molecular Simulations of Carbon Dioxide and Water: Cation Solvation

著者 (2件)： CRISCENTI Louise J. (Sandia National Lab., New Mexico, USA) ,  CYGAN Randall T. (Sandia National Lab., New Mexico, USA)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 47  号： 1  ページ： 87-94  発行年： 2013年01月01日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 堆積物貯留部内への二酸化炭素(CO₂)隔離には,超臨界CO₂,塩水,及び鉱物相間の相互作用を調査する必要がある。分子シミュレーションは水溶液と超臨界CO₂の間の金属カチオンの分配を理解する助けとなる。古典的な分子動力学シミュレーションを利用し,300Kにおける水及び液体CO₂中のアルカリ及びアルカリ土金属カチオンの溶媒和を比較した。これらカチオンの溶媒和エネルギーは二酸化炭素中よりも水中で大きく,それらが水中に分配しやすいことを示した。水溶液及びCO₂中双方における溶媒和エネルギーはカチオンサイズとカチオン電荷の増加に伴って減少した。しかし,イオン半径による溶媒和エネルギーの変化は水中よりもCO₂中で小さく,CO₂中へのカチオンの分配はイオンサイズとともに増加することを示唆した。水溶液と超臨界CO₂の界面のシミュレーションはこの示唆を支持し,Cs⁺やK⁺などの大きなカチオンがCO₂相に分配することを示唆する。

シソーラス用語： 二酸化炭素 ,  *二酸化炭素固定化 ,  地中処分 ,  水分子 ,  *カチオン ,  溶媒和 ,  相互作用 ,  *分配 ,  シミュレーション ,  地球化学
準シソーラス用語： 分子シミュレーション ,  *二酸化炭素隔離

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 二酸化炭素 ,  水 ,  分子シミュレーション ,  カチオン ,  溶媒和