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J-GLOBAL ID：201302261127984380   整理番号：13A0637441

周北多孔菌の系統地理学調査は生態学的に分化した潜在的系統間の遺伝子侵入を示す

A phylogeographic survey of a circumboreal polypore indicates introgression among ecologically differentiated cryptic lineages

著者 (6件)： SEIERSTAD Kristian Skaven (Univ. Oslo, Oslo, NOR) ,  CARLSEN Tor (Univ. Oslo, Oslo, NOR) ,  SAETRE Glenn-Peter (Univ. Oslo, Oslo, NOR) ,  MIETTINEN Otto (Univ. Helsinki, FIN) ,  HOFTON Tom Hellik (Biofokus, Oslo, NOR) ,  KAUSERUD Havard (Univ. Oslo, Oslo, NOR)
資料名： Fungal Ecology  (Fungal Ecology)
巻： 6  号： 1  ページ： 119-128  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： W2335A  ISSN： 1754-5048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 北半球において多様な針葉樹下層で生ずる腐生性多孔菌であるGloeoporus taxicolaの周北系統地理学構造を,ITS(核リボソームDNAの内部転写スペーサー),tef(翻訳伸長因子1-α遺伝子の一部)とmtLSU(ミトコンドリアリボソーム巨大サブユニット)の3つのDNA塩基配列を用いて分析した。北半球では分岐した分布を持ち針葉樹の下層を好む2つの主要なG.taxicola系統が存在し,これら系統間で一定の交雑が生じていることを示した。さらに,2つのサブグループが1つの系統に存在すると考えられるが,それらの間で組換えの頻度が高いことを見出した。このパターンは異所的な寒候期における初期の分化により,その後の暖候期に分布範囲が広がり重複領域が生じたと考えられる。本研究は大規模なヘテロ配列を解析するために複相/単相配列のデータセットを作成して分析を行ったが,この複相配列の2つの単相配列への分割が基本的な集団構造を明らかにするために必要であることを証明した。

シソーラス用語： *担子菌類 ,  *系統発生 ,  生物進化 ,  *ミクロフローラ ,  *分子遺伝現象 ,  寒冷気候 ,  生態 ,  生息分布 ,  ヌクレオチド配列 ,  交雑
準シソーラス用語： Gloeoporus taxicola ,  *遺伝子侵入 ,  *多孔菌

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (9件)： 多孔 ,  菌 ,  系統地理学 ,  調査 ,  生態 ,  分化 ,  系統 ,  遺伝子 ,  侵入