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J-GLOBAL ID：201302261156881220   整理番号：13A0357351

DNA足場システムの使用による大腸菌におけるl-トレオニンの生産改善

Improved Production of L-Threonine in Escherichia coli by Use of a DNA Scaffold System

著者 (6件)： LEE Jun Hyoung (Korea Advanced Inst. Sci. and Technol., Daejeon, KOR) ,  JUNG Suk-Chae (Korea Advanced Inst. Sci. and Technol., Daejeon, KOR) ,  BUI Le Minh (Korea Advanced Inst. Sci. and Technol., Daejeon, KOR) ,  KANG Kui Hyeon (Korea Advanced Inst. Sci. and Technol., Daejeon, KOR) ,  SONG Ji-Joon (Korea Advanced Inst. Sci. and Technol., Daejeon, KOR) ,  KIM Sun Chang (Korea Advanced Inst. Sci. and Technol., Daejeon, KOR)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 79  号： 3  ページ： 774-782  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酵素と代謝物質の拡散やランダムな衝突による非効率的な代謝反応のため,l-トレオニン生産株の開発は難しい。足場システムは,生産に関連する各酵素を接近させ,中間体の局所濃度を増加させる。本研究は,DNA足場システムを用いて,大腸菌におけるl-トレオニン生産を改善する。DNA足場に組み込んだ亜鉛フィンガー蛋白質は,DNAと各l-トレオニン生産酵素が部位特異的に結合するためのアダプターとなり,各酵素が接近して代謝物の局所濃度は増加し,生産性が上がった。DNA足場システムを最適化することで,大腸菌のl-トレオニン生産性は有意に上昇し,生産時間は大幅に減少した。また,ホモセリンなどの有毒な中間体の細胞内濃度が減少し,宿主株の増殖率が増強した。本DNA足場システムは,代謝経路の構築と最適化に寄与し,バイオマテリアル生産のためのプラットホームとなる。

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  分子系 ,  大腸菌 ,  DNA結合タンパク質 ,  金属タンパク質 ,  アダプタータンパク質 ,  増殖 ,  代謝経路 ,  *生産性向上 ,  *生合成 ,  *遺伝子操作 ,  融合タンパク質 ,  *固定化酵素 ,  酵素反応速度論 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  アミノアルコール ,  亜鉛フィンガー蛋白質 ,  微生物増殖 ,  *アミノ酸生合成 ,  *代謝工学 ,  微生物
準シソーラス用語： バイオマテリアル

分類 (2件)： 微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  (FK03010P) ,  遺伝子操作  (EC02050B)

物質索引 (2件)： L-トレオニン ,  ホモセリン

タイトルに関連する用語 (4件)： DNA ,  足場 ,  大腸菌 ,  L-トレオニン