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J-GLOBAL ID:201302261258567911   整理番号:13A0012230

周波数変調解析によるすべり軸受ラビング異常早期検出技術

Rubbing Detection of Sliding Bearing in Early Stage by Frequency Modulation Analysis
著者 (3件):
資料名:
巻: 132  号:ページ: 1454-1464 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: S0810A  ISSN: 0385-4221  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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すべり軸受は,高速回転機器に用いられている重要な機械要素である。すべり軸受は油膜により非接触状態で回転しているが,異常振動等が原因でラビング(接触)が発生すると損傷に至ることがある。このラビング現象を軽微な段階で検出することで,すべり軸受の損傷を未然に防ぐことができるが,従来のすべり軸受の診断技術では異常が進展した段階でしか検出できず,軽微なラビングを検出することは困難であった。本研究は,この課題を解決するものである。著者らは,すべり軸受にラビング現象が発生すると,軽微な状態でも加速度スペクトルにおいて回転周波数間隔の側帯波が発生することが明らかにした。これは回転軸の偏心により接触圧力に強弱が発生することで,加速度波形が1回転に1回の周波数変調を受けるためと考えられる。この周波数変調成分に着目した状態監視方法により,すべり軸受のラビング異常の早期検出が可能となる。この解析手法として,ケプストラム解析の適用による状態監視方式を提案した。軽微なラビングが発生した段階でも,ケプストラムにおいて回転周期のケフレンシーに明確なピークが発生する。このケフレンシーのピークレベルをモニタリングすることで,すべり軸受のラビング損傷を早期に検出でき,致命的な損傷に至る前に対策をとることができる。軽微なラビング状態では,従来の状態監視法である加速度レベルや軸受温度ではほとんど変化が見られないが,ケプストラム解析では明確に検出できていることを確認した。本方式によるオンラインモニタリング装置を製作し,現場での状態監視に活用している。本診断法は,従来異常診断が困難であった軽微なラビング状態を検出でき,今回紹介した主軸と滑り軸受のラビングだけでなく,ラビリンス部とのラビングや羽根とケーシングとの接触などにも適用可能である。
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分類 (2件):
分類
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軸受  ,  設備管理 
引用文献 (8件):
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