文献

J-GLOBAL ID：201302261371720165   整理番号：13A0354611

冷却ジャケットの多相CFD-CHT最適化とV6ディーゼルエンジンのエンジンヘッドに関するFEM解析

Multiphase CFD-CHT optimization of the cooling jacket and FEM analysis of the engine head of a V6 diesel engine

著者 (2件)： FONTANESI Stefano (Univ. of Modena and Reggio Emilia, Dep. of Engineering “Enzo Ferrari”, via Vignolese 905, 41125 Modena, ITA) ,  GIACOPINI Matteo (Univ. of Modena and Reggio Emilia, Dep. of Engineering “Enzo Ferrari”, via Vignolese 905, 41125 Modena, ITA)
資料名： Applied Thermal Engineering  (Applied Thermal Engineering)
巻： 52  号： 2  ページ： 293-303  発行年： 2013年04月15日 
JST資料番号： E0667B  ISSN： 1359-4311  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,特にエンジンヘッドの疲労強度の評価に重点を置いて,内燃機関水冷ジャケットの解析と最適化を目的とする数値解法を提案した。共役熱伝達(CHT)と熱機械的負荷サイクルの完全三次元CFDとFEM解析を,一式の現在製作されているV6ターボチャージャ付きディーゼルエンジンに関して,実際の作動条件で行った。冷媒ギャラリーと周囲の金属構成要素の両方で構成するエンジンの詳細なモデルを流体力学的および構造的両解析で用いて,エンジンの熱機械的挙動に及ぼす冷却システムレイアウトの影響を厳密に模擬した。エンジンの熱的挙動の最適化に役立つ適切なCFDセットアップを評価するため,エンジンヘッド内の実験的に測定した温度分布とCFD予測値を比較した。冷媒ギャラリー内の相転移と蒸気核形成のモデリングに特に注意を払った。次に疲労強度に関するエンジンの設計最適化処理を目的に熱機械的解析を行った。エンジンヘッドに作用する広範囲の熱的および機械的負荷のため,高サイクルと低サイクル両疲労について検討した。特に熱疲労に適したエネルギーベース多軸基準は,低サイクル疲労領域(すなわち,燃焼ドーム)で用いるが,十分に確立した多軸応力/歪ベース基準については,エンジンヘッドの高サイクル疲労領域(すなわち,冷媒ギャラリー)を検討するために用いた。提案した手法により,可能性のあるエンジン故障のポイントワイズ検出に関して非常に有望な結果を示し,実際的ライフサイクル作動条件下で内燃機関の正確な熱機械的キャラクタリゼーションに有効なツールとなることを実証した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ディーゼル機関 ,  *シリンダヘッド ,  *疲れ強さ ,  計算流体力学 ,  熱伝達 ,  熱疲れ ,  高サイクル疲れ ,  低サイクル疲れ ,  排気タービン過給機 ,  沸騰熱伝達 ,  *水冷 ,  *数値解法 ,  有限要素法 ,  *最適設計 ,  キャラクタリゼーション ,  温度分布
準シソーラス用語： *ジャケット【熱機関】 ,  共役熱伝達 ,  *疲労解析

分類 (4件)： 圧縮点火機関  (PB02030N) ,  数値計算  (JE02000J) ,  相変化を伴う熱伝達  (PA02040V) ,  システム設計・解析  (IA02030D)

タイトルに関連する用語 (6件)： ジャケット ,  多相 ,  最適化 ,  ディーゼルエンジン ,  エンジンヘッド ,  FEM解析