抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,医薬品と生活関連物質(PPCPs)による環境負荷と生態影響に注目が集まっている。PCB等の難分解性有機化学物質(POPs)に比べ,概ね環境残留性や生物蓄積性は低いとされるが,PPCPsの用途や使用形態は多種多様で,種数も膨大であり,その全体像を把握することは容易でない。本稿では,医薬品でありながら疎水性が高く生物蓄積するもの,水溶性が高いものの水環境中で難分解性を示すもの,POPsのような広域汚染や大気経由で長距離輸送されるものなど,潜在的な環境負荷が懸念されるPPCPsについて,最新の調査研究で得られた知見を紹介する。(著者抄録)