トウモロコシとコムギの穀類蒸留粕混合物の反芻動物に対する飼料価値評価

DAMIRAN Daalkhaijav; JONKER Arjan; ZHANG Xuewei; ZHANG Xuewei; YARI Mojtaba; MCKINNON John J.; MCALLISTER Tim; ABEYSEKARA Saman; YU Peiqiang

文献

J-GLOBAL ID：201302261428130378 整理番号：13A1015542

トウモロコシとコムギの穀類蒸留粕混合物の反芻動物に対する飼料価値評価

Evaluation of the Feed Value for Ruminants of Blends of Corn and Wheat Distillers Dried Grains

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資料名：
巻： 61 号： 18 ページ： 4387-4395 発行年： 2013年05月08日
JST資料番号： C0251A ISSN： 0021-8561 CODEN： JAFCAU 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

近年カナダ東部でもバイオエタノール生産が広がったために小麦ベースの溶液を伴う乾燥蒸留粕(wDDGS)が容易に利用できるようになった。この検討の目的は反芻動物に対する詳細な,1)栄養面,2)エネルギー価,3)蛋白質と炭水化物の分率,4)in situ第1胃消化動力学,5)エネルギー量に対する蛋白質の消化比,6)腸への吸収可能蛋白質供給量,に関する栄養価に対するトウモロコシ穀粒飼料でのwDDGS濃度の段階的置換影響の測定である。この試験のために二種類のトウモロコシ試料を用いてカナダ,Saskatchewan州にある二か所のバイオエタノールプラントから約6kgづつ集めた二種類のwDDGS小分け試料をトウモロコシ穀粒に対して%乾物(DM)で100:0(C0),75:25(C25),50:50(C50)および25:75(C75)で混合し,各試料のDM,灰分,粗脂質および粗蛋白質(CP)含有量を分析した。第一胃消化特性は既報の方法により測定した。その結果,1)wDDGSの添加量の増大に伴って,灰分,粗脂質,中性洗浄繊維質,酸性分解リグニン,ヘミセルロース,糖類,CP,可溶性CP,非蛋白質窒素,中性洗浄不溶性粗蛋白質および酸性洗浄不溶性粗蛋白質は線形(P<0.05)で増大し,澱粉は線形(P<0.05)に低下する,2)全エネルギー量はwDDGS添加量増大に伴い線形(P<0.05)に低下したがC0とC25では差異がない,3)DDGS中の溶液はゆっくり分解し,蛋白質と炭水化物の非分解率はwDDGS添加量増大に伴って線形(P<0.05)に低下する,4)DM,CP,中性洗浄繊維質および澱粉の第一胃分解特性は一次動力学分解モデルで表現され,コムギベースのwDDGSによるトウモロコシ置換の動力学への影響は分解可能な有機物(OM)の割合が線形に低下し(P<0.10),OMの可能分解率は線形に低下(P<0.10)する,5)炭水化物とOMに対する第一胃の利用可能蛋白質比はどの培養時間でも最適な第一胃発酵比よりもC0は低く,C50とC75は高く,0hではC25が最適値より1.5倍高値を示した後に最適値井かに急激に低下する,6)可溶性微生物蛋白質は飼料間で類似していたが,全3種類のトウモロコシ-wDDGS混合物はトウモロコシ単独よりも高い値を示す,ことが分かった。

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配合飼料 , 廃棄物処理

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