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J-GLOBAL ID:201302261434036022   整理番号:13A1399873

微小スケール血漿分離:音響分離から卵泡立て器へ

Micro-scale blood plasma separation: from acoustophoresis to egg-beaters
著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号: 17  ページ: 3323-3346  発行年: 2013年09月07日 
JST資料番号: W2330A  ISSN: 1473-0197  CODEN: LCAHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ラボオンチップの微小スケール血漿分離を解説した。血漿分析と診断への応用では血漿の組成を示し,成分では循環核酸,蛋白質,代謝産物と血漿に含有されているウイルス・細菌・カビ・微生物を挙げた。血漿抽出の小型化と統合の利点は非常に少量の試料を分離でき,スケールダウンとデッドボリュームの減少により分析に必要で十分な量を制限できる。また生物学的成分の分離度が増強し,価格も安価になることを示した。試料体積は毛細管や血液滴の少量の試料でバイオマーカー蛋白やブドウ糖用量,血液型の決定等が可能だが,より微量な成分や検出法が十分な感度でない時には1~50mLを使用する。試料調製時間は微小化で短縮でき,分析再現性や感度を改善できる。ヘマトクリットレベルが高いと血漿分離能を非常に低下させ,連続系での長時間分離では目詰まりが問題となる。剪断局所での機械的応力は赤血球や血小板の塊を形成し,流速パターンや分離機構において局所的な流れの微小化のシミュレーションが必要と示した。非特異的吸着は表面処理,汚染は単回使用によって解決可能で,ヘモグロビンや蛋白質の分光学的測定,キャピラリー電気泳動,酵素分析,DNAのPCR解析等,分離後の特性化技術を使用できることを示唆した。微小化血漿抽出のフォーマットは微小液体チップ,CD,紙の各フォーマットを挙げ,微小液体チップによる受動分離では沈降,袋小路や横断流による微小濾過,障害物の並びや直線チャンネルや湾曲チャンネルを通る細胞逸脱を説明した。能動的な分離では音波,電場,磁場を外部から当てて行う方法を示した。紙フォーマットでは低コスト,容易に使用でき,生分解性が高い点を挙げ,ブドウ糖や脂質,蛋白質,酵素の分離,測定を示した。CDフォーマットの利点では迅速で,カートリッジ構築が容易,コストが安い,並列化が可能などを挙げた。
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分類 (2件):
分類
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生物物理的研究法  ,  医療用品・医療用機器一般 

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