抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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横浜市域における地下水を水源とした専用水道(自己水源型専用水道)の原水に含まれるMnやFe等は浄水処理によって水質基準に適合させる必要がある。そこで,浄水処理方式ごとに処理工程の前後におけるMn,Fe,As,Al等の濃度を比較検討した。その結果,同じ処理方式でも処理効果は異なっていた。原水中のNH
4-Nが浄水中でNH
4-Nのまま残留している施設,NO
2-Nを生成している施設など,不連続点塩素処理されていない施設のMnやFeの除去率は良好ではなかった。Mnの濃度を水質基準の10%未満にするには遊離残留塩素処理を行う必要がある。Alは浄水処理によって4施設で増加していた。As,B,Fは除去されにくいため原水水質の変動に注意が必要である。今後,専用水道の設置許可を出す場合や処理方式の改善には,地下水の水質特性に合わせた処理方式の選択が重要と考えられた。(著者抄録)