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J-GLOBAL ID：201302261540546870   整理番号：13A1833345

木質エネルギーは解決策となり得るか?2)中欧ヨーロッパの経験を踏まえた日本へのメッセージ

著者 (2件)： ランゲ ミヒャエル ,  池田憲昭 (Arch Joint Vision社)
資料名： 隔月刊地球温暖化  (Prevention of Global Warming)
号： 28  ページ： 38-39  発行年： 2013年11月15日 
JST資料番号： L7657A  ISSN： 1884-071X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,日本で注目されている木質エネルギーに対する課題点について概説する。現在中欧では,木材のエネルギー利用が急速に上昇し,マテリアル利用に経済的なダメージを与えている。また,木質エネルギー施設の増設によりチップ需要が伸びたことで,効率的に林地からチップを供給するため,全ての木材が森林から持ち出されることとなり,森林土壌の劣化を招いている。森林インフラや地域木材クラスターが十分に整備されていない日本で,木質エネルギーの利用を進めることは,持続可能な解決方法ではない。最近注目されているバイオプラスチックといった低質材のマテリアル利用など,森林資源の賢い利用に関して,真剣に考え直すべきである。

シソーラス用語： *バイオマス ,  *木質材料 ,  *生物エネルギー ,  森林土 ,  伐木 ,  劣化 ,  林産資源 ,  木材チップ ,  ヨーロッパ ,  事例研究 ,  *木質バイオマス
準シソーラス用語： 土壌劣化 ,  森林資源

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  森林保育  (FF03040H)

タイトルに関連する用語 (8件)： 木質 ,  エネルギー ,  解決策 ,  中欧 ,  ヨーロッパ ,  経験 ,  日本 ,  メッセージ