抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は異なる保蔵温度にあるフレッシュカットしたドラゴンフルーツに付着した未順応,酸-順応した,及び低温-ストレスにあるサルモネラ属及び自然な微生物相の生残又は増殖について調べることである。ドラゴンフルーツをスライスし,サルモネラ属5菌株のカクテルを2水準(2.5又は5.5log CFU/g)でスポット接種した。接種したフルーツを28°Cで48h,又は4°Cと12°Cで96h保蔵した。低い接種水準のサルモネラ属は2.4~3.0log CFU/g増えたが,高水準の28°Cで48hのものは0.4~0.7log CFU/gの増加に留まった。未順応及び酸-順応した低接種水準のものだけが12°C,96hで0.7~0.9log CFU/g増えた。4°Cの保蔵で両接種水準ともに著しい増殖はなかった。総合的に,サルモネラ属の酸,飢餓及び低温順応は,未順応の対照細胞と比べ,フレッシュカットしたドラゴンフルーツ保蔵中に生残又は増殖で有意な差を示すことはなかった。フルーツの自然な微生物相については,中温菌数は28°Cで9.9h,12°Cで52.9hでそれぞれ5-log CFU/gに達した。サルモネラ属と同様に,4°Cで自然な微生物相は増殖しなかった。これらの結果は,不適な保蔵条件でフレッシュカットしたドラゴンフルーツに付着したサルモネラ属が増殖できることを示した,このことはドラゴンフルーツがサルモネラ症の潜在的な原因食品であることを示す。本研究はフレッシュカットしたドラゴンフルーツは安全性のため4°Cで保蔵すべきことを示唆した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.