抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ダイヤモンド状炭素(DLC)被覆の高い硬度,低い摩擦,及び高い耐用性のような優れた物理的性質の為に広く工業的応用に使用されている。しかし,次善の高エネルギー,高コストプロセス,例えばプラズマCVDが現在DLC被覆に使われている。本研究では低エネルギー,低コストの金属表面処理プロセスであるボールインパクトプロセスを採用して直接DLCを被覆した。このプロセスは数分のメタンガス雰囲気中の基板表面のメカノ化学反応の開始を含む。ボールの衝突を繰り返して基板表面の結晶粒子境界に被覆コアを発生し,続いてDLC構造を持つ干渉色被覆を成長させる。更にボール衝突を続けて干渉色被覆を破壊し,メカノ化学反応により熱分解を起し,これが次にDLC構造を持たない黒色炭素に変わる。これらの変化は処理時間に従って進行するので理想的な基板表面被覆を得る最適処理時間が存在する。振動周波数を変えた実験結果とボール挙動の離散要素法を用いた数値シミュレーションの結果の比較に基づき,DLC被覆をする周波数の閾値が5Hzであることが分かった。これは1500~2000MPaの範囲の接触応力が働いたことに相当する。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.