抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福岡県では,一般的にため池改修を行う際,遮水材として粘性土を用いる前刃金工法を採用する。本報では,前刃金工法により改修し,整備後10年程度経過したため池で漏水が生じ,この漏水に対する原因の究明から対策工事の実施に至るまでを紹介している。漏水原因の究明については,電気探査および地質ボーリングを実施し,漏水原因が施工時の刃金土の材質にあることを特定した後に,その対策として経済比較を行ったうえで遮水シート工法を選定した。さらに,施工時においては,漏水の原因箇所となりやすいトレンチ部取水施設周辺部に粒度調整した刃金土を使用するなど工夫を行うとともに,既存堤体および盛土材の含水比を適正に維持するための処理工法を実施している。(著者抄録)