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J-GLOBAL ID：201302261920560710   整理番号：13A0689393

“みどりの香り”-その学際研究-

“Green Odor”-the multidisciplinary studies-

著者 (1件)： 畑中顯和
資料名： 季刊香料  (香りの本)
号： 257  ページ： 21-29  発行年： 2013年03月20日 
JST資料番号： F0797A  ISSN： 0368-6558  CODEN： KORYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： みどりの香りは,青葉アルコールなど炭素数6個の直鎖不飽和アルコールおよびアルデヒド6種に飽和のそれを加えた8種を示す。武居教授による青葉アルコールの発見から80年,以下のように「みどりの香り」の化学と生化学の軌跡を追った。1)青葉アルコールの誕生(宇治のチャ生葉から発見),2)青葉アルコールを含む幾何異性体の合成(みどりの香りの研究のきっかけ),3)みどりの香りの発見,4)青葉アルコール反応(青葉アルコールから柑橘様・リプトン様の香り生成のメカニズム),5)みどりの香りの生合成(前駆体リノレン酸の発見,生合成ルート,リポキシゲナーゼ反応など)。

シソーラス用語： 匂い ,  生合成 ,  立体異性体 ,  *芳香成分 ,  茶 ,  反応機構 ,  化学史 ,  分子構造 ,  化学合成 ,  チャ ,  リポキシゲナーゼ ,  酵素反応 ,  成分 ,  ポリエン ,  ω-3脂肪酸 ,  植物成分

分類 (2件)： 脂肪族アルコール  (CF03090H) ,  植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (2件)： 青葉アルコール ,  α-リノレン酸

引用文献 (26件)：

• 1) T. Curtius & H. Franken : Justus Liebiges, 390, 89 (1912) , ibid, 404, 93 (1914)
• 2) S. Takei & Y. Sakato: Bull. Inst. Phys. Chem. Res. Tokyo, 12, 13 (1933)
• 3) A. Hatanaka, Phytochemistry, 34, 1201-1218 (1993)
• 4) A. Hatanaka: Comprehensive natural products chemistry, edited by Barton-Nakanishi, Elsevier Sci., 1, Chap. 4, 83-116 (1999)
• 5) 畑中顯和,『“みどりの香り”植物の偉大な知恵』丸善: p.1-184, 2005

タイトルに関連する用語 (3件)： 香り ,  学際 ,  研究