抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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SSD(ソリッドステートディスク)は,高ランダム入出力性能,信頼性および低電力消費のような潜在能力により,HDD置換と考えられる記憶装置である。SSDは,小型移動装置から最高仕様の記憶サブシステムまで,広く使用されている。本論文で筆者らは,その欠点に取り組む一方で,その主な目的がSSDの性能潜在能力の活用である,NF-ハイブリッド(ハイブリッドの新形式)ファイルシステムを導入した。SSDだけで構成する大規模記憶サブシステムを構築することにおける主な障害は,HDDより容量当たりの高いコストである。さらに,順次負荷を生成する応用において,ディスクアレイの使用は,SSDと類似の性能帯域幅を引き出す。したがって,やみくもにSSDを記憶サブシステムに採用するとは,より良い入出力性能を提供するための良い方法でない。NF-ハイブリッドは,大規模記憶容量を与える一方で,SSDの性能利点を利用するコスト効果方法を活用した。NF-ハイブリッドのアドレス空間を,柔軟内部構造を通して,HDDとSSDを統合するハイブリッド構造を用いて提供した。ハイブリッド内部構造に加え,各々異なるエクステントサイズで構成する,複数の論理データセクションを許すことにより,SSDアドレス空間の再構成をサポートする。そのデータセクションの上に,そのアクセス特性を考慮することにより,ファイルを適切なデータに透過的に写像しうる。性能評価は,NF-ハイブリッドの有効性と適切性を確証した。(翻訳著者抄録)