文献

J-GLOBAL ID：201302262097719127   整理番号：13A1776938

自走のスイマの流体力学的相互作用

Hydrodynamic interactions of self-propelled swimmers

著者 (3件)： MOLINA John J. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAKAYAMA Yasuya (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YAMAMOTO Ryoichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Soft Matter  (Soft Matter)
巻： 9  号： 19  ページ： 4923-4936  発行年： 2013年05月21日 
JST資料番号： W2327A  ISSN： 1744-683X  CODEN： SMOABF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自走の粒子のサスペンションの流体力学的相互作用を,ホスト流体と泳動粒子を同時に解析する直接数値シミュレーション方法を活用することで研究した。微小スイマを計算するための”Smoothed Profile”(SP)法の変形バージョンを開発した。微小スイマは,粒子と流体の間に指定された表面正接の滑り速度を有する球形粒子である。この簡易型のスイマモデルは,異なったタイプの推進を記述することを可能にし,その結果,スイマ中での流体力学的相互作用を研究するために理想的である。著者は,粒子の泳動のために生じる拡散挙動を研究するためにSP法を活用し,この現象に対して2つの基本的機構が存在するのを示す:粒子のスクリーミング挙動で引き起こされた流体力学的相互作用および粒子間衝突。この二面性は,2つの異なった時間と長さスケールと,その結果,2つの拡散係数の上昇を与える。著者は,泳動の適当な分析で拡散係数を得た。著者は,二体衝突によって,スイマ間の衝突を解釈できるのを示した。有効な衝突半径が粘性流体のスイマ粒子の衝突動力学のため減少する。短時間スケールでは,スイマの動力学は,スイマサスペンションにおける不活性なトレーサ粒子に類似している。拡散性の動きが流体粒子衝突で引き起こされる。本結果は,自走のスイマの複雑な流体力学的相互作用に対するより良い理解を提供できるものと思う。

シソーラス用語： *流体力学的相互作用 ,  *懸濁液 ,  *粒子 ,  *推進 ,  計算機シミュレーション ,  滑り ,  *球状 ,  拡散 ,  衝突
準シソーラス用語： 自走 ,  二体衝突

分類 (1件)： 物体の周りの流れ  (BC02040N)

タイトルに関連する用語 (2件)： 自走 ,  流体力学的相互作用