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J-GLOBAL ID：201302262207883645   整理番号：13A0027162

相分離を利用したナノ構造制御環境調和型熱電セラミックスの開発

著者 (1件)： 小菅厚子 (大阪府大 21世紀科学研究機構)
資料名： 村田学術振興財団年報  (Annual Report of the Murata Science Foundation)
号： 26  ページ： 150-156  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： L5491A  ISSN： 0919-3383  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年はエネルギー環境問題が深刻な為,廃熱を電気に変換する熱電変換技術が注目を集める。日本で消費する一次エネルギーの約70%は廃熱として捨てる為,莫大な廃熱を電気エネルギーに有効活用する熱電変換材料を開発した。熱電変換素子に汎用する従来のCuInTe₂を高性能化する為,相分離を利用してナノ構造制御環境調和型(ZnTe)_x(CuInTe₂)_1-x系ガラスセラミックを試作した。x=0や0.05のセラミックは単相の正方晶系キャルコパイライト型結晶構造で,x=1は単相の立方晶系スファレライト型結晶構造であった。x=0.25や0.5のセラミックは電界放出走査電子顕微鏡で観察できない相分離が進行し,xを改変してキャリア密度を最適化した。

シソーラス用語： 廃熱利用 ,  *熱電気変換 ,  熱電材料 ,  テルル化亜鉛 ,  *カルコゲン化物ガラス ,  ガラスセラミック ,  *エレクトロセラミック ,  インジウム同位体 ,  銅化合物 ,  結晶構造解析 ,  構造最適化 ,  黄銅鉱 ,  ナノ構造 ,  *相分離 ,  キャリア密度 ,  電界放出顕微鏡
準シソーラス用語： キャルコパイライト ,  環境調和型設計 ,  構造制御

分類 (3件)： 電気的性質  (WB02010Y) ,  エネルギー変換装置  (LC01020U) ,  熱電デバイス  (NC03090J)

引用文献 (5件)：

• [1] T.M. Tritt, Science 283 (1999) 804.
• [2] A. Kosuga et al., in preparation.
• [3] L. Roussak et al., J. Solid State Chem. 178 (2005) 3476.
• [4] I.V.Bodnar et al., Cryst. Res. Technol. 35 (2000) 1135.
• [5] L. Garbato et al., J. Solid State Chem. 30 (1979) 189.

タイトルに関連する用語 (5件)： 相分離 ,  ナノ構造制御 ,  環境調和型 ,  セラミックス ,  開発