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J-GLOBAL ID:201302262221889893   整理番号:13A1151342

Aサイトカチオン秩序化したBaErMn2O5とBaErMn2O6の合成,結晶構造および電気的性質

Synthesis, crystal structure and electrical properties of A-site cation ordered BaErMn2O5 and BaErMn2O6
著者 (4件):
資料名:
巻: 203  ページ: 68-73  発行年: 2013年07月 
JST資料番号: H0505A  ISSN: 0022-4596  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,BaとErの層状配列をもつAサイト二重ペロブスカイト,BaErMn2O5とBaErMn2O6の合成手順,構造的および電気的性質を報告する。これらの材料は,BaLnMn2O5+δ酸化物の族に属す。それは,Ln=YとLa~Hoランタニドに対して今まで首尾よく合成された。知る限りでは,これは,BaErMn2O5とBaErMn2O6(考慮した化合物の収量>95wt%)の成功した合成についての最初の報告である。材料の構造キャラクタリゼーションを室温で行うとともに,空気中500°Cまでの高温でのBaErMn2O5の酸化中に,その場XRD研究を行った。約300°Cで起こるBaErMn2O5の酸化プロセスで,複雑な構造的挙動を観察した。酸化したBaErMn2O6は,約225°Cで構造相転移を示した。構造研究の結果は,空気中で行った酸化プロセスならびに5vol%H2のAr中で行った還元プロセスの熱重量測定によって支持された。さらに,等温酸化/還元サイクルを500°Cで測定したが,酸素貯蔵技術の観点から,BaErMn2O5+δの興味ある特性を示した。BaErMn2O5の電気伝導度は,室温で10-4Scm-1のオーダーであり,活性化エネルギーEa=0.30(1)eVをもつ温度への活性化特性を示す。この材料のゼーベック係数の正の符号は,支配的な電荷キャリアとして正孔を示す。酸化したBaErMn2O6は,室温で約0.2Scm-1の非常に高い電気伝導度を有する。さらに,この材料の225°C近くで起こる電気伝導度の約10倍の増加は,電荷/軌道-秩序化した絶縁体COI(CE)から常磁性金属PM相への相転移に関連づけることができる。BaErMn2O6に対して,40Scm-1にほとんど等しい最高の伝導率を,500°C近くで測定したが,一方,ゼーベック係数の負の符号は,支配的な電荷キャリアである電子と関係することがある。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  ,  その他の無機化合物の電気伝導  ,  塩基,金属酸化物 
タイトルに関連する用語 (4件):
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