文献

J-GLOBAL ID：201302262303098150   整理番号：13A0559384

光ルミネッセンス法によるガスタービン用遮熱コーティングの界面酸化層検出(第2報)-励起光源の小型化-

Detection of thermally grown oxide layer in thermal barrier coating for gas turbines by photoluminescence (part 2)-size reduction of excitation light source-

著者 (4件)： 福地哲生 (電力中研) ,  江藤修三 (電力中研) ,  岡田満利 (電力中研) ,  藤井智晴 (電力中研)
資料名： 電気学会光応用・視覚研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： LAV-13  号： 9-14  ページ： 21-26  発行年： 2013年02月21日 
JST資料番号： Z0953A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火力発電用ガスタービンの遮熱コーティング(TBC)の界面酸化層を検出するため,界面酸化層に含まれるクロムイオンからの光ルミネッセンスを測定する手法を示した。界面酸化層の検出はガスタービン翼のTBCの健全性評価にとって重要である。この光ルミネッセンス法の励起光源の小型化を図るため,連続発振Nd:YAGレーザを使用した。その結果,1000°C又は1100°Cで加熱したTBC試験体からの光ルミネッセンスを測定できた。また,LED光源の適用性を探り,更なる小型化を図るため,緑色LED光源を使用した結果,1100°Cで加熱したTBC試験体からの光ルミネッセンスを測定できたが,1000°Cで加熱した試験体からは測定できなかった。したがって,加熱条件によってはLED光源が適用可能であることがわかる。

シソーラス用語： *ガスタービン ,  被覆 ,  酸化層 ,  光ルミネセンス ,  発光ダイオード ,  Nd-YAGレーザ ,  金属イオン ,  *光学的測定 ,  タービン翼 ,  *光源 ,  光ポンピング ,  小型化 ,  遮熱コーティング
準シソーラス用語： TBC【被覆】 ,  クロムイオン ,  緑色LED ,  励起光源

分類 (2件)： ガスタービン  (PB02040Y) ,  光源  (BD07020D)

引用文献 (22件)：

• (1) エネルギー総合工学研究所,「新エネルギーへの展望ガスタービン技術」(2007)
• (2) S. Bose, High Temperature Coatings, Butterworth-Heinemann (Elsevier), Burlington, USA (2007)
• (3) A. Fahr, B. Rogé, J. Thornton, "Detection of thermally grown oxides in thermal barrier coatings by nondestructive evaluation", Journal of Thermal Spray Technology, Vol.15, No.1, pp.46-52 (2006)
• (4) 福地哲生,ポーンテープ・チワウィブル,福冨広幸,林山,緒方隆志,「二光波混合を用いたレーザ超音波法の高感度化-遮熱コーティングおよび金属表面欠陥の非破壊検査への適用-」,電力中央研究所報告 H04004(2005)
• (5) S. Kruger, C. Bescond, R. Lima, S. Marple, B. Campagne, D. Lévesque, A. Blouin, J. Monchalin, "Laser-ultrasonic evaluation of thermal sprayed coatings",非破壊検査,Vol.57, No.1, pp.4-10 (2008)

タイトルに関連する用語 (6件)： 光ルミネッセンス ,  ガスタービン ,  遮熱コーティング ,  界面 ,  酸化層 ,  励起光源