抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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科学的なコンテンツを含む文書には数式や図式が多用されており,通常のOCRソフトウェアでは十分な認識処理が出来ない。特に数式認識については多くの研究論文はあるものの,実用ソフトウェアとして公開された例は極めて少ない。講演では始めに,数式認識は市場規模は小さいものの必要としている人達には切実なニーズがある事情を説明し,筆者らがこれまでに開発してきた科学文書用の認識システムの現状をデモを交えて紹介する。次に,数式認識を実用化させる為に欠かせない文字の誤認識に強い数式構造解析を実現するために筆者らが取った手法を概説する。最後に,一つは現在EUで進められている次世代数学電子ライブラリープロジェクト(EuDML)での数学論文誌電子化の現場から,もう一つは視覚障害者や発達障害者のための数学や理科のマルチメディア電子教科書・教材や点字教材製作の現場から,喫緊の技術課題をいくつか述べる。(著者抄録)