抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国として総合的な海洋管理を行うことを目的とした海洋基本法が制定されてから5年が経過した。第二期海洋基本計画策定に向けて,海洋の総合管理概念の抽象性が問題とされ,取組みが遅れた。本報告では,1)日本の現状を管理主体;管理客体;管理目的;人的・物的諸要素を結合し,操作,指導する権限;権限を行使する実力;の5つの視点から分析し,望ましい管理に必要な立法的提言を行った。2)日本で既に行われている沿岸域の総合的管理の先進的な取組みを参考に,沿岸域の総合的管理を首長主導型管理,公物管理者主導型管理,非権力者主導型管理,の3類型に分類し,それぞれについて現行法制下でも可能な法運用の改善方策を,前述の管理5要素について具体的に検討した。それぞれの類型の管理の改善方策を主体,客体,目的,権限及び実力という管理の諸要素との関係で具体化した。