抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本では年間約815億立方メートルという膨大な水を環境から取り出し,社会経済活動に利用して環境中へ排出している。一方水をめぐる世界的な危機に対して,「水ガバナンス」という概念が国連機関などから提唱されている。水資源管理には社会的,経済的,政治的な要素が組み込まれ複合しており,従って水危機とはガバナンス(統治)の危機であって,歴史的になされてきた水の管理形態の危機だという考えを前提としている。日本のマクロな水ガバナンスは成功したが,「過剰」な使用が河川流域の生態系や暮らしへダメージを及ぼし,ミクロな視点が今後必要である。