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J-GLOBAL ID：201302262601854138   整理番号：13A0578973

テラヘルツ分光法と多変量データ解析を使った歴史的紙の定量的評価

Quantitative characterisation of historic paper using THz spectroscopy and multivariate data analysis

著者 (4件)： TRAFELA Tanja (Univ. of Ljubljana, Fac. of Chemistry and Chemical Technol., Ljubljana, SVN) ,  MIZUNO Maya (National Inst. of Information and Communications Technol., Applied Electromagnetic Res. Inst., Koganei, JPN) ,  FUKUNAGA Kaori (National Inst. of Information and Communications Technol., Applied Electromagnetic Res. Inst., Koganei, JPN) ,  STRLIC Matija (Univ. Coll. London, Centre for Sustainable Heritage, London, GBR)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 111  号： 1  ページ： 83-90  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 時間領域THz分光法と多変量データ解析を組合せて,歴史的紙のリグニン含有量,引張強さ,アッシュ含有量などの化学的と機械的性質を定量的に評価した。部分最小二乗(PLS)回帰を使って材料特性を定量的に予測できたことから,天然起源の複雑な有機材料の化学的評価に対するTHz分光法の潜在能力が示唆された。さらに,リグニン含有量に関するTHzスペクトルとPLS見かけ密度とがかなり異なることから,複雑な巨大分子のTHzスペクトルは個々の成分のスペクトルの和を表しているのではないという結論も得た。これはTHzスペクトルが分子間相互作用を反映しているという仮定を裏付ける。本研究は,16世紀から現在までの250種の歴史的紙を使って行った。測定はスペクトル品質を高めるために真空中で行った。THz分光法は原理的に非破壊であるので,侵襲分析が不可能な価値ある歴史的紙の評価にも有効である。Copyright 2013 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *タイムドメイン分光法 ,  *分光分析 ,  多変量解析 ,  天然材料 ,  高分子 ,  *紙 ,  リグニン ,  引張強さ ,  灰 ,  *化学分析 ,  *機械的性質 ,  定量分析 ,  非破壊分析
準シソーラス用語： *テラヘルツ分光法 ,  巨大分子

分類 (2件)： 紙・紙製容器の性質・試験  (YL04020D) ,  赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H)

タイトルに関連する用語 (5件)： テラヘルツ分光法 ,  多変量データ ,  解析 ,  歴史 ,  定量的評価