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J-GLOBAL ID：201302262801283739   整理番号：13A1418403

二次元電子ガスの熱誘起スピン分極

Thermally induced spin polarization of a two-dimensional electron gas

著者 (6件)： DYRDAL A. (Adam Mickiewicz Univ., Poznan, POL) ,  INGLOT M. (Rzeszow Univ. Technol., Rzeszow, POL) ,  DUGAEV V. K. (Rzeszow Univ. Technol., Rzeszow, POL) ,  DUGAEV V. K. (TU Lisbon, Lisbon, PRT) ,  BARNAS J. (Adam Mickiewicz Univ., Poznan, POL) ,  BARNAS J. (Inst. Molecular Physics, Polish Acad. Sci., Poznan, POL)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 87  号： 24  ページ： 245309.1-245309.5  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピン軌道相互作用により軌道とスピンの自由度が混合し,種々の興味ある現象が起きる。ここでは温度勾配により誘起されたスピン分極を線形応答理論と温度(Matsubara)Green関数定式化の枠内で考察した。Fermi準位の位置による誘起スピン分極の変動を詳細に解析した。その結果,Fermi準位が上部サブバンドのボトムエッジと交差する時に低温領域のスピン分極の符号が変わることを見出した。このエッジより高いFermi準位においてスピン分極は化学ポテンシャルとスピン軌道パラメータにおいて線形であり,この線形性はFermi準位がエッジより低エネルギーにある時,成立しない。温度を高くすると熱誘起スピン分極は減少した。この方法を電場によるスピン分極にも適用したが,スピン分極の符号は変化しなかった。

シソーラス用語： *二次元電子ガス ,  *スピン分極 ,  *温度勾配 ,  Fermi準位 ,  符号 ,  化学ポテンシャル ,  スピン-軌道相互作用 ,  バンド構造 ,  *線形応答理論 ,  *Green関数
準シソーラス用語： サブバンド

分類 (1件)： 半導体結晶の電子構造  (BM02060N)

タイトルに関連する用語 (3件)： 二次元電子ガス ,  誘起 ,  スピン分極