抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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職場と自宅以外の中間的スペースで他業種の人間と情報共有及びコミュニケーションを図りつつ独立して仕事をするコワーキング(協働)が増加しており,協働場所がコワーキングスペースである。コワーキングスペースは若手漫画家集団のトキワ荘,ニューヨークのジェリー(Jelly:多彩な菓子ジェリービーンズに由来),ロンドンのハブ,神戸のカフーツなど内外で多数誕生した。他者との交流可能なオープン席及び集中作業用のブース席の両者の設置が特徴である。2012年9月時点で国内に200箇所以上のコワーキングスペースが開設されているが,コミュニティーの形成及び多様性,収益向上対策,設置場所,客層拡大,ワーキングスペース運用目的の明確化が課題である。新規業界として経済停滞の打開に貢献出来るが,コワーキングスペースのビジネス展開戦略として顧客層の絞り込み,メリットのある設置場所選定及び会員メンバーの選別が課題である。コワーキング基本思想の「共有」,「貢献」及び「共働」に基づき運営すべきである。