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J-GLOBAL ID：201302262960576542   整理番号：13A0003887

安定オーステナイト系ステンレス鋼の加工硬化と変形組織に及ぼす炭素および窒素の影響

Effect of Carbon and Nitrogen on Work Hardening and Deformation Microstructure in Stable Austenitic Stainless Steels

著者 (3件)： 吉武睦海 (九州大学大学院生) ,  土山聡宏 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  高木節雄 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門)
資料名： 鉄と鋼
巻： 98  号： 6  ページ： 223-228 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オーステナイト鋼に炭素や窒素が添加されると加工硬化率が著しく増大する。同じベース組成のオーステナイト系ステンレス鋼(Fe-18%Cr-12%Ni合金)に同量(0.1%)の炭素と窒素を添加した試料を用いて加工硬化挙動や変形組織発達を調査した。両鋼の引張変形時における加工硬化率と変形組織の関係を明らかにした。炭素と窒素の影響の相違として,加工硬化挙動は,低歪み域では同様であるが,真歪み0.25以上の高歪み域では両者で明確な差異が現れる。高歪み域での加工硬化挙動の違いは,発達する変形組織の違いに起因する。0.1C鋼では変形双晶が高頻度に発生しTWIP効乗が発現するが,0.1N鋼では変形双晶が相対的に発生し難く,転位運動による塑性変形が主な変形機構となる。

シソーラス用語： 変形組織 ,  引張変形 ,  比率 ,  炭素添加合金 ,  窒素添加合金 ,  変形双晶 ,  塑性変形 ,  依存性 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼
準シソーラス用語： 加工硬化率 ,  歪依存性

分類 (1件)： 金属材料  (HC03020E)

タイトルに関連する用語 (5件)： オーステナイト系ステンレス鋼 ,  加工硬化 ,  変形組織 ,  炭素 ,  窒素