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J-GLOBAL ID：201302263126952061   整理番号：13A1155738

スズ含有低温溶融性ガラスにおける発光機構の解明および実用化に関する研究

Study on emission mechanism of Sn-doped low-melting glass and the application

著者 (1件)： 正井博和 (京大 化研)
資料名： 旭硝子財団助成成果報告書(Web)
巻： 2012  ページ： NO.41 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0002A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,Sn²⁺を含有する低温溶融性リン酸ガラスを作製しその発光特性を調査することにより,以下の知見を得た。(1)焼結プロセスを用いることで,白金坩堝に損傷を与えることなくリン酸塩ガラスを作製できる手法を確立した。(2)Sn²⁺含有リン酸塩ガラス蛍光体において,励起帯ピークが存在する光学吸収端における温度依存性と発光強度の温度依存性に相関があることを見出した。(3)Sn²⁺とMn²⁺を共添加して作製した希土類フリーの透明リン酸塩ガラス蛍光体が,従来の結晶蛍光体と同等の高い量子効率を有する白色発光を示すことを実証した。このブロードな発光は,発光効率を減少させることなく,発光中心の量とガラス組成の両方で連続的に調整することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *リン酸塩ガラス ,  *発光 ,  *スズ ,  蛍光体 ,  励起スペクトル ,  吸収端 ,  温度依存性 ,  放射強度 ,  マンガン化合物 ,  金属イオン ,  ドーピング ,  量子効率 ,  発光中心 ,  化学組成
準シソーラス用語： スズイオン ,  マンガンイオン ,  共ドーピング ,  発光強度

分類 (1件)： ガラスの製造  (YC02020O)

引用文献 (7件)：

• [1]一之瀬昇,中西洋一郎 次世代照明のための白色LED材料 日刊工業新聞社(2010).
• [2]小林洋志 発光の物理 朝倉書店(2000).
• [3] Shinkichi Tanimizu Principal phosphor materials and their optical properties in Phosphor Hanbook 2nd Ed., CRC Press, Boca Raton; 155-166 (2007).
• [4] H. Masai, Y. Takahashi, T. Fujiwara, S. Matsumoto, and T. Yoko, 2010. Appl. Phys. Express, 3(8): 082102.
• [5]特開 2011-213569 藤原巧,正井博和,高橋儀宏,松本修治

タイトルに関連する用語 (6件)： スズ ,  低温 ,  溶融 ,  ガラス ,  実用化 ,  研究