抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
太陽光発電出力把握と予測技術開発には異分野の密接な連携が効果的である。当研究所では,各関連分野や基礎と応用に対してバランスがとれた課題設定を行って総合力を発揮する研究の一環として,研究所における太陽光発電出力把握と予測技術開発の現状を紹介した。初めに,米国のNCARが開発した3次元数値気象模型を中核とする気象予測と解析システムを紹介し,気象庁予報値の受信に基づく予測作業について解説した。また,当所では,電池メーカーと共同して,屋外太陽光発電特性評価設備を利用したデータ収集を行っている。さらに,日射観測値と静止気象衛星画像を用いた日射推定も実施している。日射予測技術では,気象予測と解析システムNuWFASを用いた翌日の日射予測を全国にわたる観測データから計算した例を紹介する。予測結果の信頼性指標を提案して,翌日日射量予測誤差と比べて,決定論的予測の信頼性情報としての利用価値を評価した。さらに日射量から換算された太陽光出力推定技術では,試験センターに設置した屋外太陽光特性評価設備を用いて太陽光出力推定技術の開発と検証を行った。