文献

J-GLOBAL ID：201302263203592553   整理番号：13A0030461

セルロースナノファイバー(1)-セルロースの基本構造及びナノファイバーの作製法-セルロースナノファイバーとその利用

Production of Cellulose Nanofibers and Their Applications

著者 (1件)： 矢野浩之 (京大 生存圏研)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 85  号： 12  ページ： 376-381  発行年： 2012年12月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 植物繊維の解繊により得られるセルロースナノファイバー(CNF)の概要と応用技術および応用分野につき紹介した。最初に,セルロースミクロフィブリルとその集合体,セルロースナノクリスタルなどの主要CNFとその製法,CNF強化ナノ複合材料とその物性および要素技術につき概説した。次に,化学修飾CNF,CNF/熱可塑性樹脂の界面制御技術,CNF-バイオポリマ複合化バイオナノ複合材料の製造技術を紹介した。更に,CNF-透明樹脂に基づく透明ナノ複合材料の特性と,有機電子素子連続印刷Roll to Rollプロセス作製ディスプレイ用透明基板技術につき紹介した。最後に,世界の動向と今後の展開につき概観した。

シソーラス用語： セルロース繊維 ,  ナノファイバ ,  植物繊維 ,  *フィブリル化 ,  *ナノ複合材料 ,  *繊維強化プラスチック ,  熱可塑性プラスチック ,  熱硬化性プラスチック ,  透明材料 ,  連続操作 ,  印刷機械 ,  蒸着装置 ,  生産工程 ,  生産方式 ,  固体素子 ,  技術展望 ,  分子構造 ,  *セルロースナノファイバー ,  セルロースミクロフィブリル
準シソーラス用語： ロールツーロール法 ,  電子素子製造

分類 (3件)： その他の高分子材料  (YH07150C) ,  用途開発  (YM01080Z) ,  木材化学  (FF05040V)

引用文献 (12件)：

• 1) Yano, H. et al.: “Plastic age Encyclopedia Advanced”, Plastic age Encyclopedia Advanced Ed. 2010, Plastic age, Tokyo, pp.73 (2009)
• 2) Page D.H.; EL-Hosseiny, F.: J. Pulp Paper. Sci., Trans Techn. Sect. 9 (4), TR99 (1983)
• 3) Sakurada, I.; Nukushina, Y.; Ito, T.: J. Polym. Sci., 57, 651 (1962)
• 4) Nishino, T.; Kotera, M.; Kimoto, M.: 2nd Int'l Cellulose Conf. 2007, 125, (2007)
• 5) Nishino, T.; Matsuda, I.; Hirao, K.: Macromolecules, 37, 7683 (2004)

タイトルに関連する用語 (5件)： セルロースナノファイバー ,  セルロース ,  基本構造 ,  ナノファイバー ,  作製法