抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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歴史遺跡における液状化痕などから過去にあった大地震の履歴が発掘される。本稿では,石川県部入道遺跡の調査結果について報告する。同遺跡は,弥生時代後期の竪穴式住居跡であり,液状化による噴砂痕が検出された。噴砂痕の形成年代は,約1800-1900年前から約700-900年前の間であると推定された。付近には,森本-冨樫断層帯があり,液状化はこの活動によって生じた可能性が考えられる。断層調査からは最新活動時期が求まっていなかったが,調査時に遺跡と同時代の土器が見つけられていた。噴砂痕が森本-冨樫断層帯の活動によるものとすれば,その活動時期は約1800-1900年前であった可能性が高い。