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J-GLOBAL ID：201302263389337345   整理番号：13A1206676

無リン無灰エンジン油(NPNA)の開発(2)

著者 (2件)： 藤田裕 (出光興産) ,  清水保典 (出光興産)
資料名： Idemitsu Tribo Review  (Idemitsu Tribo Review)
号： 35  ページ： 2183-2187  発行年： 2013年06月12日 
JST資料番号： X0899A  ISSN： 0911-8268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ここでは先ず,ZnDTP(ジチオリン酸亜鉛)や金属系洗浄剤を含まない無リン無灰エンジン油(NPNA)と市販油を用い,三元触媒装着ガソリンエンジンの台上試験(10万km相当)と実車走行による触媒劣化促進試験を行った。次に,直噴ディーゼルエンジンで高負荷運転試験(50時間)によるディーゼル微粒子フィルタ(DPF)目詰まり試験を実施した。その結果以下の知見を得た。1)NPNAは市販油より高いNOx浄化率を示す,2)台上および実車走行の試験において,市販油ではCa,Zn,P,Sが付着するが,NPNAではSのみが付着する,3)NPNAは市販油よりDPF内堆積物が少なく,灰分由来の堆積物も殆ど無い。

シソーラス用語： *エンジン油 ,  自動車 ,  内燃機関 ,  触媒劣化 ,  加速試験 ,  パティキュレートトラップ ,  閉塞 ,  チオリン酸塩 ,  亜鉛化合物 ,  石油添加剤 ,  負荷試験 ,  走行試験 ,  環境保全 ,  *品質 ,  *評価試験
準シソーラス用語： ジアルキルジチオリン酸亜鉛 ,  *無リン無灰エンジン油 ,  目詰り試験

分類 (3件)： 各種石油製品及びその製造一般  (YF02071R) ,  石油添加剤とその影響  (YF02030I) ,  内燃機関一般  (PB02010R)

引用文献 (7件)：

• 堀: ディーゼルエンジンの排出ガス低減技術展望, 自動車研究No.26, P3-7(2004)
• JCAPデイーゼル車(オイル)ワーキンググループ: 連続再生式DPFにおよぼすオイルアッシュの影響調査, JCAP技術報告書, PEC-2001LC-03
• D. S. Lafyatis, et al. : The Effects of Oil-derived Poisons on Three-Way Catalyst Performance, SAE Paper 2002-01-1093
• 鎌野ほか: 無リン無灰油の開発, 出光トライボレビューNo.33, P6-11(2010)
• 藤田: 無リン無灰エンジン油(NPNA)の開発, 出光トライボレビューNo.34, P7-10(2011)

タイトルに関連する用語 (4件)： リン ,  灰 ,  エンジン油 ,  開発