抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三重イオン化インジウム(In IV)のスペクトルを,波長領域245~4443Åで研究した。In
3+は,基底配置4p
64d
10をもつPd状イオンであった。すべてのレベルの低励起配置4d
95p,4d
9ns(n=5~7),4d
95dおよび4d
85s
2は以前に報告されており,一方,より高い配置4d
9np(n=6,7)および4d
9nf(n=4~11)に対しては,基底準位に放射性崩壊するJ=1レベルのみが報告されている。本研究では,この分析を拡張し,4d
96p,4d
96d,4d
94fおよび4d
95f配置を含めた。全116レベルを確立し,それらの56が新しいものであった。4d
97s
3D
1,4d
97p
3P
1,4d
96f
3P
1および4d
85s
2 3P
1を除いて,すべての既報のレベルを確認した。この研究の実験データは,St.Francis Xavier大学(Antigonish,Canada)の3m垂直入射分光計,ならびにNIST(国立標準技術研究所,Gaithersburg(USA))の10.7m垂直およびすれすれ入射分光計で記録した。どちらの研究所においても,トリガースパーク源を使用した。2000Åを超える波長は,無電極放電源を使用したBhatiaの学位論文から補完した。配置の重ね合せをもつCowanのHartree-Fock相対論的原子コードを用いて,理論的な予測を行った。最小二乗あてはめ(LSF)パラメータ計算を使用し,エネルギーレベルを解釈した。真空紫外波長領域に対して,波長正確さは±0.005Åであった。In IVのイオン化ポテンシャルは,450,921.7±86.0cm
-1(55.9072±0.0106eV)であると推定した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.