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J-GLOBAL ID:201302263483850145   整理番号:13A1216671

熱誘起相分離を使って製造した多孔性ポリマー足場を介した同化反応と異化反応の調節

MODULATION OF ANABOLIC AND CATABOLIC RESPONSES VIA A POROUS POLYMER SCAFFOLD MANUFACTURED USING THERMALLY INDUCED PHASE SEPARATION
著者 (11件):
資料名:
巻: 25  ページ: 190-203 (WEB ONLY)  発行年: 2013年01月 
JST資料番号: U7026A  ISSN: 1473-2262  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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骨再生医療のためのポリマーを使ったrhBMP-2送達系の反復改良を含む2件の研究について述べる。まず,著者らは熱誘起相分離(TIPS)で生成された多孔性ポリ(D,L-乳酸-co-グリコール酸)(PLGA)足場の骨形成能力と以前使用した非多孔性溶媒流延ポリ(D,L-乳酸)(PDLLA)を比較した。次に,PLGA足場系におけるrhBMP-2と局所ビスホスホネートの間の潜在的相互作用を調べた。C57BL6/Jマウスを対象にin vivo異所性骨形成研究を行った。0,5,10,20μgのrhBMP-2を含有するポリマー足場を背側筋系に挿入した。すべてのrhBMP-2用量で,多孔性PLGAは固体PDLLA足場より有意に高い骨量(BV,mm<sup>3</sup>)を生成した。次に,10μgのrhBMP-2±0.2μgまたは2μgのゾレドロン酸(ZA)を含有する多孔性PLGA足場を後肢筋肉組織に挿入した。局所rhBMP-2 10μg+ZA 2μgを同時送達させると,rhBMP-2のみ送達と比較して有意に骨形成が増大した(400% BV増,p<0.01)。ヒドロキシアパタイト微小粒子(HAp)(2%w/w)をrhBMP-2 10μg+ZA 0.2μg群に加えるとBVが増大した(200%,p<0.01)。著者らは,これはHAp結合ZAのZA放出が制御されたためだという考えを提示する。これと一致して,溶出解析により,HApを添加してもrhBMP-2溶出は変化しないが,ZA放出が遅れることが分かった。さらに,2%w/w HApを添加すると,足場の圧縮性が低下したが,外科的取り扱い易さは変わらなかった。要約すると,著者らのデータはポリマー選択と足場作製を緻密化することで,骨再生移植におけるrhBMP-2誘導骨形成を促進させることができ,ZA/HApの局所同時送達によって,これをさらに最適化できることを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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運動器系の基礎医学  ,  医用素材  ,  骨格系 
物質索引 (1件):
物質索引
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