抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,HVOF溶射WC-CoCrサーメット被覆におけるスラリーエロージョン挙動と乾燥エロージョン挙動について調べた。従来の構造サイズと微細構造サイズのWC結晶粒を有した粉末原料を用いて,その被覆を開発した。実験室で構築したポット型スラリーエロージョンテスタを用いて,そのスラリーエロージョン試験を行った。空気噴射エロージョン試験装置(ASTM G76-07)を用いて,60m/sの衝撃速度と90°の衝撃角度において,その乾燥エロージョン試験を行った。その乾燥エロージョン率は,スラリーエロージョンのそれと比較して,著しく高かった。そして,その主な理由は,その粒子のターゲットに対する衝撃速度と衝撃角度によるためであった。スラリーエロージョンと乾燥エロージョンにおける材料除去メカニズムについて,微細構造に関して調査し論議した。そして,その材料除去メカニズムは,両方のエロージョン状態において,異なっていることが分った。そのエロージョン表面のモルフォロジーは,その材料除去の可視的メカニズムとして,結合材マトリックス内のクレータ,リップ,溝などの形成のほか,炭化物の破壊,チッピング,抜出しなどを示している。そのエロージョン試験において,「従来のサーメット被覆と比較して,微細WC結晶粒を有したサーメット被覆は,より高いエロージョン抵抗を示しており,その理由は,微小硬さと破壊靱性などの特性改善のためである」ことを観察した。従来のサーメット被覆と微細構造HVOF溶射WC-CoCr被覆などを,蒸着させた。その脱炭を最少化するために,空中粒子の診断を行った。ポット型スラリーと乾燥空気噴射によるエロージョン試験を行った。その摩耗メカニズムを理解するために,微細構造の調査を行った。微細WC結晶粒被覆は,両方の試験において,高いエロージョン抵抗を示している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.