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J-GLOBAL ID:201302263676707269   整理番号:13A1820142

イモゴライト型のアルミノけい酸塩単層ナノチューブの酸性物性のIRスペクトル研究

IR spectroscopic study of the acidic properties of alumino-silicate single-walled nanotubes of the imogolite type
著者 (6件):
資料名:
巻: 218-219  ページ: 3-9  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: T0363A  ISSN: 0920-5861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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二つのナノチューブ(NT)材料,イモゴライト(IMO,アルミノけい酸塩(OH)3Al2O3SiOH)及びそのハイブリッド有機/無機相同物メチル-イモゴライト(Me-IMO,(OH)3Al2O3SiCH3)の表面酸性物性に付いてのIRスペクトル研究を報告する。二つは緊密に詰まった,NTのより合わせバンドルで,(i)単一NTの内部円筒型,及び(ii)隣接NTの接触によるチューブ間細孔の二つの型のナノトンネルを形成している。少量のメソ孔性が存在する。Me-IMOの外側の直径はIMOのよりも大きい(約3nm対2nm)が,Me-IMO及びIMOのチューブ間細孔は逆になる(それぞれ,約0.3及び0.45nm)。後者は小さな分子でも近づき難いが,前者は適当なガス放出の後では近づきやすくなることが,CO2の分子吸着で示されている(Zanzottera等(2012)[5])。基本的な分子(水,CO及びアンモニア)に関するそれらの挙動が報告されている。全体として,特に,アルミノけい酸塩に比べて,酸性物性は緩やかで,表面の水和状態に依存している。IMOの内部表面は,シラノールが並んでおり,非晶質シリカに近い挙動を示す。ヒドロニウムイオンは水の存在で形成され,水除去後,シラノールに水素結合したCO分子のIRスペクトルは,ガス放出した非晶質シリカのもの(2156cm-1)に近い。300°Cで処理したIMOで,Lewis酸サイトが検知され,同時に新しい,より強い酸性,OH基が初発性のナノチューブの崩壊から生じ,それが層状構造形成の発端になっている(Zanzottera等(2012))。単NT(両物質で同じ)の外側表面には,二つの八面体Al原子上に架橋したOH分子種が多くあり,両性的性質を示す。バンドル内のNTは,チューブ間空洞及びバンドルの外面の外殻の二種の表面ができる。後者は酸性を示さない。Me-IMOで,CO吸着(2151-2154cm-1の伸縮周波数)と同じように,アンモニア(アンモニウム形成)で,チューブ間空洞内のAlOH基は緩やかな酸性を示すことが分かった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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その他の触媒  ,  反応操作(単位反応)  ,  錯体の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  ,  吸着剤 
物質索引 (1件):
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