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J-GLOBAL ID：201302263798021430   整理番号：13A0780058

水栽培または自然環境で育った植物における水銀の局在化と種分化

Mercury Localization and Speciation in Plants Grown Hydroponically or in a Natural Environment

著者 (9件)： CARRASCO-GIL Sandra (Universidad Autonoma de Madrid, Madrid, ESP) ,  CARRASCO-GIL Sandra (Medioambientales y Tecnologicas, Madrid, ESP) ,  SIEBNER Hagar (Stanford Univ., California, USA) ,  LEDUC Danika L. (California State Univ., CA) ,  WEBB Samuel M. (Stanford Synchrotron Radiation Lightsource, CA) ,  MILLAN Rocio (Medioambientales y Tecnologicas, Madrid, ESP) ,  ANDREWS Joy C. (California State Univ., CA) ,  ANDREWS Joy C. (Stanford Synchrotron Radiation Lightsource, CA) ,  HERNANDEZ Luis E. (Universidad Autonoma de Madrid, Madrid, ESP)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 47  号： 7  ページ： 3082-3090  発行年： 2013年04月02日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究で著者たちは,管理された条件(30μMのHgCl₂)で水栽培により育てたアルファルファ(Medicago sativa)におけるHgの挙動を,Hg汚染された鉱山土壌(スペインのAlmadenejos)から採取した自生のニオイニガクサ(Marrubium vulgare)のそれと比較した。シンクロトロンX線蛍光マイクロプローブ(μ-SXRF)は,Hgがアルファルファの根端に蓄積し,維管束系を通して葉に広がっていることを示した。透過型電子顕微鏡観察(TEM)は,Hgが細胞と関係し,アルファルファの根において細胞の構造変化をもたらすことを示した。拡張X線吸収微細構造(EXAFS)は,Hgが,アルファルファの根,茎および葉において基本的にバイオチオールおよび,または蛋白質と結合していることを示した。一方,ニオイニガクサで検出されたHgの主要部分は鉱物種であり,恐らく,土壌成分と関係する。興味あることに,両植物の葉においてバイオチオールおよび,または蛋白質と結合しているHgの部分は,根におけるHg蓄積の大きな差にもかかわらず,類似しており,これは,何らかの耐性メカニズムを共有していることを示唆する。

シソーラス用語： 重金属汚染 ,  *水銀 ,  環境影響 ,  *生体内蓄積 ,  生体内分布 ,  *植物 ,  アルファルファ ,  スペシエーション ,  蛍光X線分析 ,  透過型電子顕微鏡 ,  EXAFS ,  水耕 ,  自然環境
準シソーラス用語： Marrubium vulgare ,  X線蛍光分析

分類 (2件)： 植物に対する影響  (EE05030G) ,  水銀とその化合物  (SB05023Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水栽培 ,  自然環境 ,  植物 ,  水銀 ,  局在化 ,  種分化