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J-GLOBAL ID：201302263870449130   整理番号：13A0993980

絶対速度理論に基づいた液相系の分子拡散率の推定

Estimation of Molecular Diffusivity in Liquid Phase Systems on the Basis of the Absolute Rate Theory

著者 (2件)： MIYABE Kanji (Dep. of Chemistry, Fac. of Sci., Rikkyo Univ.) ,  ISOGAI Ryo (Fac. of Engineering, Univ. of Toyama)
資料名： Analytical Sciences  (Analytical Sciences)
巻： 29  号： 4  ページ： 467-472 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0673B  ISSN： 0910-6340  CODEN： ANSCEN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 液相系における分子拡散率(D_m)の推定を研究した。溶媒分子だけではなく,溶質分子の凝集を考慮し,拡散の絶対速度理論に基づいた方程式を誘導した。また溶媒モル体積の分子量への置換によるD_m推定確度に及ぼす影響を調べ,方程式によって推定したD_m値を実験測定によるものと比較した。メタノール及びアセトニトリル水溶液で測定した217 D_mデータのD_m推定における計算不偏分散偏差は約14%であり,Wilke-Chang方程式によるものに匹敵したが,四塩化炭素中でのいくつかの溶質のD_mは本法によるものが正確であった。提案した方程式は液相系でのD_m推定に有効なものと考察した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *分子拡散 ,  *拡散係数 ,  溶質 ,  *速度論 ,  モル体積 ,  方程式 ,  液相 ,  溶媒効果 ,  予測技法 ,  測定精度 ,  数値計算 ,  統計的方法 ,  比較試験 ,  凝集 ,  分子量 ,  脂肪族ニトリル ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族塩素化合物

分類 (2件)： 分析化学一般  (CC02010H) ,  溶液論一般  (CB05010Z)

物質索引 (3件)： アセトニトリル ,  メタノール ,  四塩化炭素

引用文献 (30件)：

• 1. R. H. Stokes, J. Am. Chem. Soc., 1950, 72, 763.
• 2. G. I. Taylor, Proceedings of the Royal Society, 1953, A219, 186.
• 3. E. O. Stejskal and J. E. Tanner, J. Chem. Phys., 1965, 42, 288.
• 4. A. C. Ouano, Ind. Eng. Chem. Fund., 1972, 11, 268.
• 5. V. R. Maynard and E. Grushka, Adv. Chromatogr., 1975, 12, 99.

タイトルに関連する用語 (4件)： 理論 ,  液相 ,  分子拡散 ,  推定